キャンパスボーイ

2009 年 11 月 30 日
【映画】大岡昇平翻訳、映画「美女と野獣」字幕台本発見

 今年生誕100年を迎えた作家の大岡昇平(1909〜88)が、 フランスの名匠ジャン・コクトー監督の映画「美女と野獣」(46年製作)のセリフを日本語に翻訳した字幕台本が発見された。 映画が日本で公開された48年は、フィリピンでの戦争体験を題材にした「俘虜(ふりょ)記」や 「野火」の一部を発表した年にあたり、大岡の初期の表現活動を知る上で貴重な資料となりそうだ。 台本は「美女と野獣」のタイトルなどがフランス語でタイプ打ちされた表紙を含め、全59ページ。 セリフはすべて日本語で、死にかけた野獣に主人公の娘が涙を流して呼びかける場面は、 「何かいつて頂戴(ちょうだい)。許して頂戴。……あたしこそ人でなしだつたわ。死んぢあいや。死んぢあいや」と書かれている。 台本は、東京国立近代美術館フィルムセンターに寄贈された 「フランス映画輸出組合日本事務所」の資料の中から発見され、 「大岡昇平訳」と明記されていた。フィルムセンターによると、 大岡は47年に設立された同事務所で、 1年ほど字幕翻訳や宣伝媒体向けの文章の執筆などに携わった。 同センターの岡田秀則主任研究員は、 「10行以上に及ぶセリフもあり、原作を尊重する作家としてのこだわりが感じられる」と話している。 ソース:YOMIURI ONLINE(読売新聞) 画像:大岡昇平 大岡昇平が翻訳した日本語台本

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