5 月 2nd, 2011 fwork
医師が患者を診察する時のサポートをはじめ、
注射、消毒等の医療行為に携わる看護師という職業。
その業務は、医師の指導の下、常に進化する医療技術に対応するとともに、
患者の心身への細かなケア、予防医学等に基づくアドバイスなど、多岐に渡ります。
これら看護師としての業務を行うためには、看護の専門学校や
看護大学等の専門教育を受けたのち、国家試験に合格後、
看護師免許を取得するのが現在、もっとも一般的な方法です。
しかし、このような方法で看護師免許の取得が出来るような
制度の確立に至るまでには、過去に行われていた各種看護制度を
改正する為の法整備等を経て、ようやく整えられたものです。
ですので、そのキャリアによっては、新旧制度が混在した中で
看護の仕事を続けてきたケースもあります。
また、古くは男性は看護士、女性は看護婦と呼ばれ
主に女性の職業としてとらえられていた看護資格ですが
近年は男女の区別なく看護師という呼称へと変更されています。
もちろん、変わったのは名称の変更だけではありません。
医療技術の進歩により、医療行為そのものが高機能で
専門的なものへと細分化されてきています。
それにともない、これまでは医師のみしか行えなかった
医療行為の一部を看護師の業務範囲に加えようという動きが出て来ました。
看護師もまた、より高度な医療に対応すべく、看護師の資格以外にも
実務レベルでの経験や教育を受ける事により認定看護師、専門看護師などの
資格を取得し、より専門的な治療に携わる事が可能となりました。
そしてそれら各種専門制度を整える新たな仕組みを提言する動きも出てきています。
ここでは、これまでの看護の現場を支えてきた准看護師制度など、
看護師を巡る各種制度の背景及び変遷を整理するとともに、
新しい看護師制度及び看護に関わる職種のまとめ、
そして、これからの日本の医療制度における看護師の役割を検証して行きます。
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Tags: 制度, 看護師
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5 月 2nd, 2011 fwork
日本における看護教育の始まりは、1886年(明治19年)、日本赤十字社が救護看護師を
養成するための施設として看護婦養成所を設立した時といわれています。
実際に看護師養成を開始したのは、1899年(明治22年)「日本赤十字社看護婦養成規則」を
制定した翌年の1890年(明治23年)になります。
それまで日本における看護の役割は男性が担っていたものが、この頃から女性の職業としての
変遷を迎えます。
その後、1915年(大正4年)には、日本の看護婦制度を定めた「看護婦規則」が制定され、
医療の現場における産婆、看護婦、保健婦の各職種はそれぞれの制度のもと、専門的な教育がなされ、
日本における看護婦の資格は女性に限定される事となります。
戦時中は救護看護師が次々と戦場に送られ、その人員不足の急を補うために、1942年(昭和17年)には
修業年数を短縮した「乙種救護看護婦」の育成が行われました。これに対し、従来の救護看護婦は
「甲種看護婦」と区分けされる事になりました。終戦後は、連合軍総司令部(GHQ)の指導により、
これまでの看護制度が抜本から見直される事となり、1948年(昭和23年)には「保健婦助産婦看護婦法」
が制定、看護師は国家資格となり資格取得の国家試験が導入されました。
これにあわせ名称も、女性は看護婦、男性は看護士となりました。
また、これまで別々に行われていた産婆、看護婦、保健婦教育が一本化され、これらいずれかの資格を得る
ためには看護婦教育の履修が必須となりました。
この制度は看護師の資格を取る上での基本として現在の看護制度の礎となりました。
その「保健婦助産婦看護婦法」は、1999年(平成11年)男女雇用機会均等法の改正に伴い、
看護職を選択する男性の免許名との兼ね合いを考慮し、2001年「保健師助産師看護師法」として改正され、
免許名称は「看護師」に統一されました。
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Tags: 看護制度 歴史
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5 月 2nd, 2011 fwork
専門看護師とは、特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有し、
より困難で複雑な健康問題を抱えた患者及びその家族や地域の人に対して、
ある特定の専門看護分野において卓越した看護実践能力を有することが
認められた看護師です。
専門看護師の特定分野は、がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、
小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、
家族支援の10分野があり、また専門看護分野において、
以下6つの役割を担っています。
1. 実践:個人・家族または集団への卓越した看護実践
2. 相談:看護職等へのコンサルテーション
3. 教育:看護職者に対する専門分野の教育的機能
4. 調整:保健医療福祉チームへのコーディネート
5. 研究:専門知識・技術向上及び開発をはかるための実践の場における研究活動
6. 倫理調整:個人・家族または集団の権利を守るための倫理的問題や葛藤の解決
専門看護師は1996年(平成8年)に公益社団法人 日本看護協会によって
創設された専門看護師認定試験に合格する事で、資格を得る事が出来ますが、
その有効期間は5年、継続する為には5年毎に更新審査を受ける必要があります。
また、その受験資格には日本国の保健師、助産師、看護師いずれかの
免許を有し、かつ実務経験が通算5年以上、そのうちの3年以上は特定分野の経験、
そしてそのうちの1年以上は専門看護師に必要な所定教育(看護系大学大学院修士課程修了者で
特定の専門看護分野の所定26単位を取得)終了後の実経験が必要です。
以上のように、専門看護師は看護に関する高度な技術や知識の他、患者に関わる家族や地域、
そして医療機関との綿密なコンサルテーション及びコーディネート能力に長けるという、
非常に卓越した能力を必要とします。
専門看護師として認定された数は、2010年現在、全国で451名とまだ多くはありませんが、
その専門性の高さの故、これからの医療現場においてますます必要とされる資格といえるでしょう。
Tags: 専門看護師
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5 月 2nd, 2011 fwork
認定看護師とは、特定の看護分野において、熟練した看護技術と知識を有することを認められ、
かつ水準の高い看護実践を通して看護師に対する指導・相談活動を行う看護師です。
認定看護師の役割は以下3つがあげられます。
1. 実践:個人・家族・集団に対し、熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践
2. 指導:看護職に対し看護実践を通して指導
3. 相談:看護職に対するコンサルテーション
2010年現在、全国で7,364名が認定看護師として認定を受けています。
専門看護師制度は、高度化・専門分化が進む医療現場における看護ケアの広がりと看護の質の
向上を目的として、1997年(平成9年)に公益社団法人 日本看護協会によって創設された制度です。
認定看護師になる為には、認定看護師認定審査に合格し、登録申請する事で認定証を得る事が出来ます。
その有効期間は5年、継続する為には5年毎に更新審査を受ける必要があります。
また、その受験資格には日本国の保健師、助産師、看護師いずれかの免許を有し、かつ実務経験が
通算5年以上、そのうちの3年以上は認定看護分野の経験が必要です。その上で、認定看護師教育機関に
おいて6ヶ月以上、600時間以上の認定看護師教育課程を修了する事が必須となります。
専門看護師認定審査には、救急看護 、皮膚・排泄ケア、集中ケア、緩和ケア、がん化学療法看護、
がん性疼痛看護、訪問看護、感染管理、糖尿病看護、不妊症看護、新生児集中ケア、透析看護、手術看護、
乳がん看護、摂食・嚥下障害看護 、小児救急看護 、認知症看護、脳卒中リハビリテーション看護、
がん放射線療法看護に加え、2010年(平成22年)には新たに特定された慢性呼吸器疾患看護 、
慢性心不全看護の2分野を追加した、合計21分野が特定されています。
看護師の給料アップのためのさまざまな方法を紹介しているサイト
認定看護師の資格を取得して給料アップ
看護師の役職を詳細に解説しているサイト
白衣の天使の世界
Tags: 認定看護制度
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5 月 2nd, 2011 fwork
2010年、医療現場の大きな課題としてあげられる医師不足の解消や医療の質の向上を目的として、
経験豊富な看護師を活用することで医師不足に対応しようと、従来より幅広く高度な医療行為が
できる新資格「特定看護師(仮称)」の創設を検討しています。
特定看護師の要件としては、看護師免許を持ち、看護師として実務経験が5年以上、そして新たに
設ける第三者機関が認定した大学院修士課程終了後に第三者期間による知識・能力の評価を受けた等を
満たすこと、が検討されています。
これらの要件を満たした看護師は、エコー、胸部単純X線撮影や読影の補助といった検査や、深部に
及ばない創部の切開、縫合等の創傷処置、人工呼吸器の気挿管、患者の状態に応じた薬剤の選択・使用など、
これまで以上の広範囲な医療行為ができることになります。
この制度により、医師の負担が軽減され、ひいては医療の質の向上につながること、また医療過疎地など
医師のマンパワーが十分でない地域や時間帯で、より良い医療が提供できる、訪問看護の充実が図れること
などが期待されています。
しかし、早急な法制化によって現場の混乱を招くことを避けるため、2010年、厚生労働省は現行法の下で、
先行して高度な看護師を養成している大学院での「調査試行事業(モデル事業)」の実施を開始しました。
このモデル事業を検証した結果、特定看護師による医療行為の安全性が評価されれば、現行の「保健師助産師
看護師法」を改正して、特定看護師の医療行為を法律上で明確に位置づけられる事になります。
この特定看護師制度について、医療の現場からは、「待ち時間の短縮がはかれる」、
「看護師の更なる地位の向上が確立される」という歓迎意見が聞かれる一方で、
制度の曖昧さに対する不安や、現行法で可能な業務範囲の整理を求める意見もあり、
法改正への慎重論が高まっています。
Tags: 特定看護制度
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5 月 2nd, 2011 fwork
1999年に改正された男女雇用機会均等法によって、看護師内における男性看護師の比率は
徐々に高まっているものの、女性の占める割合は依然と多い現実があります。
そのため、女性の働くスタイルも少しずつ変化しているものの、やはり結婚や出産、
パートナーの転勤・転職等で、ライフステージが変わる事により、医療の現場から遠ざかる
看護師が多いのもまた現実です。
こうした有資格者の人材を埋もらせる事なく働く意志のある看護師や転職を考える看護師に
雇用の道を開く制度として、各自治体や病院では看護師登録制度を設けています。
これは求人募集をかけている病院に直接面接に行くのとは異なり、事前に登録する事によって、
人員に空きができた場合、面接の連絡が入るものなので、登録後すぐ看護師として働ける保証は
ありませんが、自分の希望する条件にあった病院で働けるメリットがあります。
病院側にとっても、条件に見合う人材が確保しやすい面もあるため、積極的に登録看護制度を
活用しているところが少なくありません。
登録期間については、自治体や病院によって様々で、臨時看護職員の場合は短い期間で登録が終了
しますが、慢性的な看護師不足の自治体などでは、本人の申し出がない限り、登録期間は長期に
わたる場合もあります。
また病院によっては、登録者に向けて即戦力として勤務してもらうべく、院内で各種研修を実施する
ところもありますし、規模の大きな病院などでは、出産や家庭の事情等で一度その病院を退職した後でも、
条件が整えば再度同じ病院で働くことが可能になる登録制度を設けていある場合もあります。
この他、日本の看護師免許を海外で活かすことの出来る登録制度もあります。
通常、海外で看護師として働くためには、その国の看護師試験を受験し、取得する必要がありますが、
イギリス、ニュージーランド、オーストラリアなどでは、登録制度という優遇措置によってその国の
看護師資格を発給しています。
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Tags: 登録看護制度
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5 月 2nd, 2011 fwork
患者の自宅、または老人ホームなどへ直接訪れ、健康状態の観察や、リハビリ、入浴介助、
栄養指導などの在宅医療を行う訪問看護は、近年の日本の高齢化社会を支える一つの大きな
医療の柱となっています。
日本では1991年の「老人保健法」改正により、在宅において寝たきりなどの高齢者を対象に
創設されました。その後、1994年の「健康保険法」の改正により、その対応範囲は高齢者に
とどまらず、難病患者、重度障害者、末期がん患者、精神障害者などに広げられました。
更に2000年には「介護保険法」が成立し、医師の指示に基づき看護師や保健師が自宅療養者
または老人ホーム等で闘病、療養をしている人を定期的に訪問し、健康チェックや療養の世話・
助言などを行う機関として、訪問看護ステーションが明文化されました。
これにより、人工呼吸や栄養点滴等、本来病院内で行う医療処置を自宅で行う患者も増加し、
訪問看護師や保健師の需要が高まりました。
訪問看護師は病院内と違い、治療機器や薬剤、看護用品といった物的資源が乏しく訪問時間も
限定されるため、医療機器や薬剤等、医学に関する総合的知識はもちろん、日常生活や、入浴・
排泄時における介助やリハビリなどの高い看護技術と、自宅内での転倒や風邪等を予防するための
予測及びそれを指導する力、緊急時に的確な判断を下す力など、高度な専門性が要求されます。
また、こうした患者に対する医療処置のみならず、主治医や薬剤師、在宅ケアプランを担当する
ケアマネージャーなど、患者に関わる他職種との調整及び連帯、患者やその家族との細かな
コミュニケーション力も必要とされます。
このような訪問看護は医師から交付される訪問看護指示書に従い、医師や関係する担当職と連帯を
とって進められます。
看護師や保健師以外にも、「健康保険法」や「介護保険法」で定められた作業療法士や理学療法士、
ならびに精神障害者の保健及び福祉分野に特化した精神保健福祉士の訪問も訪問看護を行うものとして
位置づけられています。
Tags: 訪問看護制度
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5 月 2nd, 2011 fwork
複雑で解決困難な問題をもつ個人や家族に対して、水準の高い看護ケアを効率よく提供するための
特定専門看護分野の知識・技術を高めた看護師のスペシャリストとして高い実践能力をもつ専門看護師。
精神専門看護は、10種類ある、その専門看護の特定分野の中のひとつです。
精神専門看護師は、精神看護学の専門分野により「精神看護専門看護師」と
「リエゾン精神看護専門看護師」のふたつに分かれます。
精神看護専門看護師は、医師や病棟看護婦と相談しながら看護面談により、精神疾患を持った患者と
その家族と一緒に関わり方を考え、ひとりひとりの患者に時間をかけたケアを行います。
また時には、必要に応じて直接患者やその家族へ一歩踏み込んだカウンセリングや、身体の緊張を
解きほぐす呼吸法などのリラクゼーションを行い、療養生活の安定を図る役割を担います。
「リエゾン」とはフランス語で「連携・連絡」という意味を持ち、医療現場においては、精神科看護
領域と内科や外科のような一般身体科領域を繋ぐ役割をもちます。
リエゾン精神看護専門看護師は精神疾患患者やその家族へのケアはもちろん、現場で働く看護師自身の
ストレス緩和を目的としたメンタルヘルス支援や医療チーム内での倫理的問題・葛藤の状況の調整も
行います。また精神科看護の知識や技術を応用して、ガンや臓器移植などの高度医療を受ける患者や、
流産・死産など大きな精神的ショックを受けた患者とその家族への精神的ケアをより専門的な視点で
行う役割も果たしています。
このように「精神看護専門看護師」と「リエゾン精神看護専門看護師」は厳密には違いがあるものの、
医療現場における役割が重なる部分も多いため、「精神看護専門看護師」イコール「リエゾン精神看護
専門看護師」と、捉える向きもあります。
どちらも看護業務の他には院内外で、精神看護に関する講義を行うなど、後進への教育も担うなど、
精神専門看護師へのニーズはますます高いものとなっています。
Tags: 精神専門看護
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5 月 2nd, 2011 fwork
看護師とは医療現場および保健所や、福祉施設等の場所において、
医師の診察サポート、並びに病院での患者さんをはじめとする
病気や障害を持つ人々の手助けや、病気予防と健康維持の為の
生活面の指導などを担う医療従事者を指します。
また、医師の指示の下、採血や投薬、傷口部分の消毒など、
一部の医療処置行為を医師の診療補助として行います。
看護師は、高校卒業後、国が定めた看護の専門学校(3〜4年)
または看護短期大学(3年)、看護大学や看護学部を擁する
大学(4年)を卒業後、看護師国家試験への受験資格を得た上で、
試験に合格すると、看護師資格が取得できます。
そして申請することにより、厚生労働大臣から交付される
看護師免許を取得する事により、看護師として活動できます。
実際に働く場合は病院によってある程度の線引きが入る事も
ありますが、資格取得に関しては年齢制限がない事もあり、
一度別な職種で社会人になった後や、通っていた大学や専門
学校を途中で辞め、看護学校に入り直したのちに、看護師へ
転職するケースも少なくありません。
また、資格取得に関する特殊な事例としては、
自衛隊が災害派遣等で必要となる看護要員としての隊員を
養成する為に、自衛隊内の病院にて看護学生として
看護師の育成にあたっています。
看護師はかつて看護婦(女性)または看護士(男性)という
名称でよばれ、看護士のみ、その育成課程において精神科での
勤務を想定した教育がなされる時期がありました。
こちらは2002年3月に改正された看護師に関する法律名称が
「保健婦助産婦看護婦法」から「保健師助産師看護師法」に
変わるにあたり、男女関係なく名称が「看護師」に統一されました。
また、男性看護師のみが受講していた精神科勤務カリキュラムは、
1989年に改正された「保健婦助産婦看護婦学校養成所指定規則」
により、男女同一のカリキュラムに変更されています。
看護師・派遣の仕事
Tags: 看護師 種類 制度
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5 月 2nd, 2011 fwork
准看護師は医療現場において、看護師とともに患者のケアを行います。
准看護師の資格は、中学または高校卒業後、准看護師養成学校等に入学し、
中卒は全日制3年、夜間4年間、また高卒は2年以上の看護課程終了後、
知事試験合格を経てその資格を得る事が出来ます。
仕事内容はそれほど変わらない准看護婦ですが、
その大きな違いは、まずその資格が、看護師が国家資格であるのに対し、
准看護師は都道府県知事免許という事にあります。
そして仕事内容においても、看護師は自らの判断で看護業務が行えますが、
准看護師は医師や看護師の指示がないと看護業務を行う事ができません。
また、給与面や昇格においても看護師長にはなれないなど、
看護師と准看護師では大きな線引きがあります。
ただし、准看護師も免許取得後(中卒の場合は要実務経験3年)、
看護師学校養成所又は看護短期大学の2年課程終了後に看護師の
国家試験の受験資格が与えられるので、看護師免許は取得可能です。
2004年からは、通信制の看護師学校養成所(2年課程)終了後、
国家試験受験資格が得られる事になり、実務経験10年以上の准看護師も
看護師になりやすくなりました。
もともと准看護師制度は看護師不足の戦時下の甲種、乙種看護婦の流れを組み、
戦後においても依然進まない看護師不足に対応するための暫定措置として作られました。
しかし年々、看護師に対する高度な専門知識と技術力への要求が高まるなか、
准看護師制度の廃止を検討する動きが出てきました。
但し、免許剥奪というものではなく、今後新規での准看護師の育成は
停止していく方向で検討されています。
とはいえ、いまだ看護師不足解消には至っていないために、
この問題は先送りになっているのが現状です。
ただ、4年生看護系大学への進学率も上がり、
准看護師養成校の数も徐々に減りつつある現在、
准看護師から看護師への全面移行はいずれ避けられないものと考えられています。
Tags: 准看護師
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