Chef's Profile
le chef de Bohème "Kunihiko KUROSAWA"
旅するシェフ・黒澤邦彦
1958年生まれ。吉祥寺のJAZZ喫茶巡りのフランス文学科学生時代に、saison de nonnoをはじめとする女性誌を読みあさり、料理の世界に触れる。大学在学中3年時に、最初の予約制レストラン『le Bistro Bouffon』を町田市の自宅で開業。通信社勤務時代にはチーズケーキづくりにはまり、近所のケーキ屋のおやじと仲良くなり、ほぼ毎日ケーキを食べあさる日々。その通信社に4年勤めたのち退社、退職金350万円を当時東京にあった主なフレンチ・レストランの食べ歩きにすべて注ぎ込み、約1カ月半で使い切る。
その後、自らの会社、(有)ユニゾンハウスを設立。ミュージシャンとデザイナーを中心に7つの名前と7つの仕事を使い分ける生活に突入。その間に、アフリカ関連のイベントで、コートジボワール人のおばちゃんに料理を教わったのを皮切りに、アフリカ大使館付きの料理人にレシピをもらったり、カナダ人料理研究家や日系ブラジル人やフランス人シェフの友人から料理の奥義をならったり、仕事で長期滞在したバリ島で、イタリア人シェフやスペイン・バルの料理人らと知己を得て料理を盗み、友人のヴィラで働くバリニーズのスタッフからインドネシア料理を習ったりしつつ、経験を積む。
湘南移住後の2000年代には、料理関係者のネットワーク『Earth Net Food Works』を組織し、『カフェめし1、2』『ポケット・シェフ・シリーズ』『ピクニック・バイブル』など数々のヒット書籍において料理監修およびレシピ作成を担当。2002年から3年ほど、世界の音楽と料理の移動カフェ『World Beat Cafe』を大磯および横須賀にて企画制作し、シェフを勤める。ほかに、中世ヨーロッパの音楽と料理の宴『Banquet Musicale』シリーズを京都、滋賀、東京、桐生、など日本各地で計7回開催、料理ワークショップ、数々のケータリング、移動カフェ『HanaHana Cafe』などを経て、鎌倉は長谷に2006年冬、ワンダーキッチンが設立されると同時にシェフに就任。2007年、Simama Cafeを挟んで、2008年秋からHarimau Loji シェフ。2010年、Harimau Lojiとjentecoの合併による閉店を契機に、自らGRADATIONSを立ち上げ、オーナーシェフとなる。
ヨーロッパ各地方の中世および現代の料理、アメリカン・ダイナー料理をはじめ、中南米、アフリカ、アジア、オセアニアなどほぼ世界中の料理を網羅。フレンチの技法をベースに、各地の料理から取り入れた独自の理論を駆使して、因習や妄信されている常識の枠にとらわれることのない、自由闊達で懐の広い料理を旨とする。その保有するレシピの膨大さ、料理に対する情熱の真摯さ、各国料理に対する造詣の深さ、どれをとっても希有な存在だ。
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