入居者に粗末な食事 介護事業取消し業者が運営
入居者に粗末な食事
介護事業取消し業者が運営 茨城 牛久のグループホーム
(しんぶん赤旗2009年11月27日(金)首都圏版)介護報酬の不正請求などで事業所指定を取り消された茨城県の介護事業経営者が障害者自立支援法指定のグループホーム運営に乗り出し、入居者に粗末な朝食しか提供していなかったことが関係者の話で分かりました。施設側は「取材には一切応じられない」としています。

施設を運営しているのは牛久市の株式会社「和光」。牛久、土浦両市で五つのグループホーム「いこいはうす」を展開し、レストランやリサイクルショップも経営しています。
関係者の話を総合すると、この会社と施設を実質的に取り仕切っているのは介護保険事業で虚偽報告や介護報酬の不正請求で2007年12月に事業取り消し処分を受けた「カルミックス」の元経営者。施設側が県に提出した申請書類にこの人物の名前はありませんが、元従業員は「私がいたときには毎日来ていた」と証言しています。
「いこいはうす」で提供される毎日の朝食は1施設(入居者定員5-7人)につき牛乳1リットルと1人食パン2枚のみ。牛乳は入居者全員で分け合います。夕食は昼食の残り物が出されることが多く、複数の元従業員は「栄養のことを全然考えていない」と指摘します。
共産党が県に調査求める
こうした訴えを聞いた日本共産党牛久市議団は県障害福祉課に調査を要求。これを受け施設側から事情聴取した県の担当者は「管理者は全体をみていないという印象を受けた。食パンが悪いとは言わないがメニューに工夫がない」との見解を表明し、食事メニューや事務処理の是正指導に当たってきました。さらに県は運営基準や給付費請求などの確認作業にも着手。「検査結果を踏まえて指導する」としています。
元従業員らは「入居者が大事にされていない。福祉事業をやる資格があるのか」と声をそろえ、施設の運営改善を訴えています。
※一番上の写真は赤旗未掲載です。

