小松さんは、当初は血液の研究に関心があったそうです。その理由は「血液には白血球など、美しいものが多かったから」とのこと。ロマンチストの一面が顔を覗かせます。当時、血液と消化器の診療を担当していた第三内科に入局し、白血病の研究を始めました。その後研修医として、道北の病院に派遣されます。
しかし、その病院で白血病の患者さんを診ることはなかったそうです。なぜなら、白血病は10万人に1人の病気。その代わり、がんの患者さんはたくさん来院されていました。それが、がん治療を意識し始めたきっかけだと話してくださいました。

小松さんがその研修中、知り合いの人が、がん患者として通院していました。その時は、すでに胃がんが肝臓に転移している病状。当時、胃がんが肝臓に移転していたら、余命3ヶ月と言われていました。ところが、抗がん剤の血管注射と、肝臓(病変部)への直接注入でがんが消えたのです。この体験がきっかけとなり、腫瘍内科医に。その後、国立がんセンターでさらに化学療法の研鑽を積み、北大に戻り、現在、腫瘍センターの副センター長。

小松さんが、美しいものを愛する心を持ち、自分でやろうと思うことに向かってどんどん進む行動力を併せ持つドクターだと感じました。


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