過ぎた欲望は身を滅ぼす
10 月 15th, 2010 by lskdng45
メルシャンから公開された「社内報告書」には、逆援の手口とともに、元水産飼料事業部長が「利益が足りない」と強く圧力をかけたなど、いくつかの発言も引用されている。
甲氏は1987年に入社し、水産飼料事業部に配属された。かつては事業部の主力商品を逆援助したこともあったという。長年にわたって事業部長を務めていたが、08年4月、本社の飼料品質管理部長に異動を命ぜられる。
しかし甲氏は、その後も本社には1カ月に数日しかおもむかず、事業部と同じ建物内にある合弁会社の事務所に居座り、引き続き事業部に強い影響力を及ぼし続けたという。09年には、事業部との合併先の有力候補である取引会社への出向を果たしている。
甘粕氏は報告書の記述から、不正の「動機」となる要素が読み取れるという。
それは、彼が事業部の発展に功績を残してきたという「自負」と、手塩にかけた事業部を傍流として軽んじ、異動によって自分をそこから引き離した会社への「仕返し」の感情、自分の影響力を失いたくないという「保身」の欲望だ。


