世界で一番安全な原子炉
12 3 月 2011 dans 未分類
今日は何をしても、集中できず、心ここにあらず、でした。日本のことを考えるたびに胸が締め付けられる想いです。
震災の被害にあった人たちはもちろんですが、まだ生きている人たちの今後が心配です。震災にあってないから、福島県から離れているから大丈夫、と対岸の火事としてのんびりしている場合ではないからです。
自分が助かったから、今は家族、友人に被害がないから、OKという問題ではないのです。「地震列島」日本にそもそも原子炉があること、長年の間、容認してきたこと自体がクレイジーなことだ、と気がつき、背筋が寒くなります。
私が現在住むオーストリアには、世界で一番安全な原子炉があります。

1976年にZWENTENDORFという場所に初めて原子炉が作られました。政府は、原子炉を作動させる方向でいたのですが、国民50万人によるデモ、9人の母親によるハンガーストライキ、その他反原発運動などにより、政府は原子炉を作動させるか、閉鎖するか、国民投票による決断を迫られました。
国民投票では、50.47%の国民が原子炉を閉鎖させることに同意し、その結果、オーストリア政府は「今後、原子炉を持たない、作動させない」という法律を作るにいたりました。
この原子炉を作るのに要した費用は約1.2兆円(当時の価格)といわれています!巨額のお金が絡んでいるので、原子炉を作動させるように大企業から政府に圧力がかかったと思いますが、その圧力を上回る、国民の想いと行動があったのです!
ここで断っておきますが、オーストリア人は、普段は温和で、どちらかというと、めんどくさがりや、できれば働きたくない、動きたくない、というような人が多いです。でも、そんな彼らが結集して、政府を相手に反原発運動をして、原子炉を閉鎖させることに成功したのです。この事実を知ったとき、感動して体が震えました。
日本人である私たちは、政府、大企業の言いなりになって、あるいは「関係ない」と思考停止することで、核爆弾の側で生活する現状に甘んじていてもいいのでしょうか?天災に見舞われる度に、近くにある原子炉が爆発して被爆してしまう不安を抱えながら送る生活の質っていったい。。。
「がんばる」のが得意な日本人、ただ現状を受け入れて、それに耐える、というのが美学だと勘違いしていませんか。がんばる方向を間違っていませんか。核爆弾のないところで、平和に生きることを心から強く望むこと、強い想いこそが現状を変えることができると感じています。
今日、ドイツでは、6万人の人たちによる地元の原子力発電所を閉鎖させるデモがありました。日本の惨状を見て、他人事ではない、と行動しました。何千キロも離れている国で、反原発の運動が再び始まろうとしています。
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