26日にアメリカで劇場版遊戯王の公開が始まりました。
今のところ、アメリカ以外での公開は、イギリスで今年春に公開されることが、映画の公式サイトに記載されています。
(ページ下の方に"COMING TO UK CINEMAS THIS SPRING"と書かれています)
米国での公開は293館において行われています。
上映日は2月26、27日、3月5日、6日という2つの週末にまたがる4日間なのですが、ほとんどの映画館で一日一回のみの上映となっているようです。
場所的にも限られた上映ですが、大きなまちに集中しているかと思いきや、車なしには行けない辺鄙な場所にあるケースも多くて、見に行きたいけれど見られないという声も、ネットでよく目にします。
一方、ニューヨーク市のタイムズ・スクエアにある映画館での上映では、26日、27日の週末のチケットは完売だったそうですし、熱心なファンが上映後の集いなどを企画した場所では、遊戯王のコスチュームを着て参加するなど、ちょっとしたお祭り状態で盛り上がっていたようです。
興行成績については、通常の興行成績ランキングでは、同映画はリストされておらず、確認できませんでした。
映画の宣伝は、私の知る限り、テレビでは行われておらず、SHONEN JUMP誌上で宣伝が1度あったのと、他はインターネット(映画公式サイト、facebook、twitter)を中心とした宣伝となっています。
そこから想像するに、米国での公開のターゲットは、子供ではなく、旧作をリアルタイムで楽しんだ世代で、インターネットにアクセスがある10代後半~それ以上、という感じなのかなぁと思っています。
というわけで、私も27日に、ニューヨーク州のジェームスタウンという小さな田舎町での上映を見に行ってきました。
英語版映画の追加映像(約10分)は、本編の前に流れたのですが、内容は各シリーズのおさらいでした。
2Dだと思っていたら、ここも3Dになっていて驚きました。
テレビで放映された映像を編集したものですけれど、いろいろなキャラクターを3Dで見ることができたのは面白かったです。
ちょっと記憶があやふやですが、DMでは王国編の頃流れていたオープニングのナレーションからはじまり、第1話の海馬とのデュエル、ペガサス、マリク、盗賊王などが出てきました。
GXは、第1話の十代と遊戯の出会いの場面、授業中居眠りしているところとか、影丸や斎王、コブラ先生とのデュエルなど。
5D'sでは、ダークシグナーの鬼柳やルドガーなどとのデュエル。
どれも、あらすじというより、ハイライトを流す、という感じでした。
アメリカではGXの第4期が未放送なので、映画で十代にユベルや大徳寺先生やファラオがくっついてる理由などが追加映像で説明されるのかと思っていましたが、そういうことはなかったです。
その後、続けて本編に入るわけですが、同じ3Dでも追加映像の3Dとは比較にならぬ素晴らしさで、息を呑みました。
内容は、日本語版を見ていないので、比較がまだできないですけれども、軽いジョークやコメディーっぽいセリフが日本語版に比べて多いのではないかと思います。
それから、日本語版を見た人たちの感想で聞いていた遊星の敬語についてですが、英語版では普段の遊星と同じ話しぶりで、特に丁寧な話し方になっていたわけでもなく、遊戯に対しても十代に対しても、呼び捨てのYugi, Jadenでした。
ファーストネーム呼び捨てなのは、まぁ当たり前と言えば当たり前なんですけど、会っていきなり"Yugi"と呼びかけていた遊星に、ちょっと違和感を覚えたりもしました。
では覚えている限りで、笑えたセリフをあげておきます。
まず、ペガサスのセリフがコミカル。
最初の挨拶で「皆さんに会えて光栄です…いやむしろ、皆さんの方こそ私の姿を見ることができて光栄でしょう」というようなことを言うのですが、パラドックスが建物を攻撃し始め、ペガサスが崩壊した建物の下敷きになる直前のセリフがこれ。
"I've been upstaged! Oh no!!"
(ステージを奪われてしまいました!オーノー!!)
遊星がシンクロ召喚した時の闇遊戯や十代の反応も面白かったです。
闇遊戯:Synchro...WHAT!?
(シンクロ…何だって!?)
十代:I don't know, but sounds totally awesome!
(何だか知らないけど、なんかすげぇカッコいいな!)
(※↑ 記憶あいまいだったセリフ、訂正しました)
あと、見た人たちの間で話題だったのが、Sin トゥルース・ドラゴン(Malefic Truth Dragon)が召喚されたときの、十代と遊星のセリフ。
なんと遊星がジョークらしきものを言います(笑)
十代:I've seen some pretty big monsters in my life, but this behemoth takes the cake!
(大きなモンスターはこれまでもいくつか見てきたけど、ケーキをゲットするのはこいつに決まりだな)←ほぼ直訳
※ take the cakeの意味は、「他に抜きん出ている」ということ。
もとは、競争で勝利の賞品である菓子を得る、という意味から。
つまり十代は、「(大きさでは)こいつがダントツだな」と言っている。
遊星:And it probably ate it, too!
(おまけに、恐らく(そのケーキを)食っちまったんだな)
その他、パラドックスが自分の話をしていたとき、
十代闇遊戯:We don't care about your backstory.
(お前の背景なんか興味ないね)(お前の背景など興味ない)
確かに映画は短いですから、パラドックスの背景について聞いてる詳しく聞いている時間もないですけど、すっぱり「興味ない」と言ってしまう十代闇遊戯に、ちょっと笑ってしまいました。
(※十代のセリフと思っていましたが、再度見た人が闇遊戯のセリフだったと教えてくれたので訂正)
(※闇遊戯じゃなくて、遊戯でしたー!2度目の訂正)
とりあえず、思い出せるのはこれぐらいでしょうか…。
Sean Schemmelさんが演じるパラドックスは、4Kids版遊戯王の悪役でありがちな「いかにも悪者」という声ではなくて良かったです。
掲示板などでの評価を読むと、パラドックスの声はファンたちの間では概ね好評だった模様。
個人的には、しばらく聞く機会のなかった、快活で元気いっぱいの英語版十代の声が聞けたのが嬉しかったです。
現在、CW4KidsでYu-Gi-Oh!の再放送と、Yu-Gi-Oh! 5D'sの放送は行われていますが、GXは再放送されていないので、十代に対してとても懐かしい気がしました。
映画は時間的に短くて気軽に見ることができるので、何度か見たいにもかかわらず、一日一回しか上映されていないのが残念でたまりませんでした。
映画館でもらえたのはこのミニマンガ。
(マンガ版5D'sの第1章)

そして、最後のページに、ウルレアのMalefic Red-Eyes B. Dragon (Sin 真紅眼の黒竜)のカードがゴム糊で貼り付けてあります。

実は、映画を見にカナダから入国する際、入管で「なぜジェームスタウンのようなまちに、映画を見に行くのか?」とものすごく不思議がられたのですが、実際行ってみて、本当に「?」となる辺鄙なロケーションではありました(笑)。
映画開始時点で場内に5人しかおらず(その内4人は我が家族)、その後10分ほどして2人入ってきて、合計7人、という寂しい上映でした。
各地の動員数など詳しいことはわからないですが、かなりバラつきがあるのではないかと思いました。
以下、関連動画リンク。
(映画の一部のシーンも見られます)
※リンク追加しました(3月8日)
