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主要国の中央銀行(日本では日本銀行)や公的機関(IMFやECBなど)は、支払い準備金として大量の金を保有しています。金はその国の通貨価値を安定させるという側面も持っており、さらにインフレによってその国の通貨の価値が目減りした場合、金は着実に値上がりをします。昨今のドル不安による高騰が顕著な例でしょう。現在の常識では考えにくいようなドルの金本位制の復帰論や、産油国が原油取引のドル決済を停止し、金を含む他通貨で決済することを検討しているとの情報が流れるなど、以前に増して金(GOLD)の通貨的側面が強くなってきております。
外貨準備高に占める割合が低い中国・日本・ロシアが金の保有を積み増すこととなると金市場は一段高となることも予想されます。我が国も、米国債ばかりに頼らず、金(GOLD)の積み増しを検討すべきではとの意見もあります。(10/23)
IMFは保有金のうち400トンの売却を公表しているが、その半分にあたる200トンをインドの中央銀行に売却すると発表。(11/4)
出典 rigoo.net

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央銀行は過去20年間、金(ゴールド)の保有を好ましく思わない感情にとらわれてきた。欧州の中央銀行が地金を大量に売却する一方、アジアの中央銀行は主たる準備資産として金ではなく米国債を積み上げてきた。

その結果、中央銀行の準備資産の世界合計に占める金の割合は、昨年までに10.3%という記録的な低水準に落ち込んだ。1989年の32.7%から、実に3分の1以下に縮小したことになる。ところが今、状況が様変わりしたように見える。欧州の当局による売却ペースがかなり鈍った一方で、アジアの中央銀行がドルを売って金を買い始めたからだ。

この新しい傾向を如実に示したのが、インド準備銀行(中央銀行)による大量取得である。発表によれば、同行は国際通貨基金(IMF)から金200トンを67億ドルで買い取った。200トンと言えば、1年間に採掘される金の世界合計の約8%に相当する量だ。

「中央銀行は全般的に、金を準備資産として保有することを好意的に考えるようになっている。今回のインドの購入はその流れに沿ったものだ」。ロンドンの貴金属調査会社GFMSのニール・ミーダー調査担当ディレクターはそう語る

数カ月前には、中国が金の保有を増やしたことを明らかにしていた。中国は過去6年間で金の保有量を秘密裏にほぼ2倍に増やしており、今では世界第5位の金保有国になっているという。

貴金属トレーダーや銀行関係者らの話によれば、このほかにもロシア、ベネズエラ、メキシコ、フィリピンなどが少量ながら金を買っている。

HSBCの貴金属ストラテジスト、ジェーズ・スティール氏(在ニューヨーク)は次のように話している。「インドによる今回の動きは、公的セクターが保有資産の多様化を目指して金を購入するというトレンドを改めて裏づけるものであり、金相場にはプラス材料だ」

GFMSの推計によれば、公的セクターが過去20年間に放出した金の量(純減ベース)は年換算で400トン前後で、総供給量の約11%に相当する。

金の価格は、イングランド銀行が大量売却に踏み切った後の1999年、1トロイオンス=250ドルという23年ぶりの安値に落ち込んだ。ところが、今日では同1080ドルという記録的な高値をつけている。金市場は今、インドに続いてほかの中央銀行もIMFから金を購入する可能性が高いと読んでいる。バランスシートの強化を進めているIMFは、金をあと203トン売却する計画で、市場関係者は中国やサウジアラビアの中銀、あるいはペルシャ湾岸の政府系投資ファンドの1つがその一部か全部を買い取ると見ているのだ。中国やインドなどの中央銀行の準備資産に占める金の割合は約26%でしかなく、欧州諸国の平均値(ほぼ60%)を大幅に下回る。

金を世界で最も多く保有しているのは米連邦準備理事会(FRB)だ。米国は過去20年間、金を一度も売却しておらず、金の保有量は約8100トンと、準備資産全体の77%以上を占めている。

貴金属トレーダーらの話によれば、インド準備銀行による今回の動きにより、大口の――それも公的セクターによる――購入は、ドルの為替相場に「波風が立ったり」、金価格を過度に高い水準に押し上げたりするには至らないことが証明され、中国やサウジアラビアなど、外国為替市場への影響を懸念している国々にも金購入への道が開かれるという。

欧州では、以前に比べればはるかに遅いペースだが金の売却が続いている。今年9月までの1年間で欧州諸国の中央銀行が放出した金は155トンで、処分量を規制する中央銀行金売却協定(CBGA)が締結された1999年以降では最も少ない。

欧州中央銀行(ECB)市場操作部門の副ディレクター、ポール・メルシエ氏は今週、エジンバラで開かれたロンドン貴金属市場協会(LBMA)の年次会合で講演し、「ポートフォリオのリスク分散に資する要素として(金は)理にかなっている」と述べた。

メルシエ氏はさらに、次のようにつけ加えた。「たとえ一部の中央銀行が金の売却を続けるとしても、たとえIMFの中で新たな売り手が現れたとしても、私としては、(中央銀行による)金の保有が今後減少するという確信は持てない」

貴金属調査会社GFMSは、欧州諸国による売却ペースの鈍化とアジア諸国による購入とにより、今年の公的セクターによる純売却量は50トンにとどまると予想している。その通りになれば1988年以来の低水準となり、20年間続いた金の保有を好ましく思わない感情にもひとまず終止符が打たれることになる。


11月4日(ブルームバーグ):著名投資家のジム・ロジャーズ氏は4日、金と新興市場の株価はバブルの危険性があると指摘した米ニューヨーク大学スターン経営大学院のヌリエル・ルービニ教授の見解は間違っていると語った。ロジャーズ氏は1999年に始まった商品相場の上昇を予想して的中させた。

投資会社ロジャーズ・ホールディングス(シンガポール)の会長を務めるロジャーズ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、多くの商品相場は最高値から下げており、株式相場は暴落の瀬戸際にはないと指摘。金相場は今後10年に2倍となり、少なくとも1オンス=2000ドルに上昇すると予想した。

ルービニ教授は10月27日、ドルで資金を調達して運用する投資が「巨大な」資産バブルを作り出していると主張した。同教授は2006年の時点で金融危機を警告していた。

ロジャーズ氏は金を買い増す可能性はあるとしながらも、株式は現在購入していないことを明らかにした。

さらに、中国株や砂糖、銀、コーヒー、綿花の各相場が高値から少なくとも50%下げている点を挙げ、ルービニ教授の見解に異を唱えた。

今年の上昇はバブルを示唆しているかと問われると、「今年100%上昇しても、高値から70%下げていれば、バブルとは呼ばない。バブルではなく、相場にとって良い年で、すばらしい年だ。今年は相場が高過ぎるかもしれないが、バブルではない」と話した。

[ニューヨーク 8日 ロイター] 米著名投資家のジム・ロジャーズ氏は8日、借り入れ規模が持続不可能な水準に及んでいるとして、次にバブルが崩壊するのは米国債市場との見方を示すとともに、農作物、貴金属に投資妙味があると指摘した。

また株式市場に関しては、最近の大幅上昇を受けて調整局面を迎えるとの見方を示した。

同氏はロイター・テレビジョンとのインタビューで「調整への機は十分熟している。6カ月間に及ぶほぼ一本調子の上昇局面の後、値固めがあっても驚きではない」と指摘。株式市場は今後、長期にわたって上昇する可能性があるとの見方を示した。

同氏はまた、ロイターとのインタビューの後開催されたETFセキュリティーズ主催のセミナーで「次にバブルが形成されているのは、米国債市場だ。金利3─6%で米政府に30年間もお金を貸す人がいるなんて理解できない」と指摘。「いずれバブルははじける。米国債を保有している人がいたらひどく心配する。私なら手放すことを検討する」と述べた。

商品(コモディティ)への強気な投資で知られる同氏だが、コモディティに関しては、農作物・貴金属・原油が依然として同氏の好む投資対象だと明言。「農作物の在庫水準は過去数十年間で最も低い水準にある」として、特に最近28年半ぶりの高値を付けた砂糖は、向こう10年間で一段の上昇余地があるとの見方を示した。

貴金属については、割安感からパラジウムと銀が魅力的と指摘。ただ、長期では歴史的にも実物資産とされる金を投資対象に挙げた。

また原油相場に関しては、枯渇懸念から強気相場の流れで、バレル当たり最大200ドルまで上昇する可能性があるとの見方を示した。

米政府系住宅金融機関2社が経営危機を迎えていた08年8月下旬、日本政府が外貨準備を使って両社の支援を検討していたことが5日、関係者への取材で分かった。入札不調に終わる懸念があった2社の社債数兆円を、日本政府が買い支える計画だった。世界的な金融危機に陥る瀬戸際とはいえ、公的資金で外国の金融機関を救おうとしたことは極めて異例で、経済的に密接不可分な日米関係の特殊性を明らかにする事実といえる。

金融機関2社は、社債で調達した資金で金融機関から住宅ローンを買い取り、証券化商品に組み替えて投資家に販売しているフレディマックとファニーメイ。両社が発行した住宅ローン担保証券の残高は約6兆ドル(約540兆円)と米国の住宅ローン残高の半分を占め、世界の金融機関も広く保有していた。両社が経営破綻(はたん)すれば、日本を含めた世界の金融システムに深刻な影響を与えることは確実だった。

両社の経営危機は08年7月に表面化。米政府は7月中旬に最大4000億ドル(36兆円)規模の出資枠の設定などの救済案を発表したが、市場は沈静化しなかった。両社は9月上旬に合計で200億ドル(約1.8兆円)規模の社債借り換えを控えていたが、信用不安から社債の買い手が現れない可能性が高く、資金繰り破綻の懸念があった。

日本政府では、限られた財務省幹部が米財務省と緊密な連携をとりながら、外貨準備から数兆円を拠出して両社の社債を購入する救済策「レスキュー・オペレーション(救済作戦)」という名の計画を立案。通常は非公表の外貨準備の運用内容をあえて公表し、日本の支援姿勢を打ち出して両社の経営に対する不安をぬぐい去ることも検討した。

しかし当時の伊吹文明財務相が慎重論を主張し、9月1日の福田康夫内閣の退陣表明で政府が機能不全に陥ったため、実現しなかったという。米政府は9月7日、公的資金を投入して両社を国有化し救済したが、同月15日には米リーマン・ブラザーズが破綻し、結局、金融危機の深刻化は防げなかった。

伊吹元財務相は毎日新聞の取材に「大臣決裁の段階にはなかった。しかし、米国の経済危機が目前に迫る中、日本の外貨準備で損失が出かねない資産を購入すべきでないという当たり前の判断だ」と述べた。【斉藤望】

リーマン・ショック以降、企業業績は急速に悪化したが、中でも大きな影響を受けたのが広告業界だ。日経広告研究所が発表した『有力企業の広告宣伝2009年版』によると、2008年度の有力企業4444社の広告宣伝費総額は前年度比7.33%減の3兆608億円。連結ベースで見ると、同6.02%減の5兆9245億円となり5年ぶりの減少に転じた。

依然として厳しい経営環境が続いているが、広告業界はどのような状況に置かれているのだろうか。帝国データバンクの調査によると、2009年上期(1月~9月)の広告業者の倒産は前年同期比40.6%増の201件に達していることが分かった。負債額別に見ると、「1億円未満」が142件(70.6%)で最も多く、業種別では「広告代理業」が93件(46.3%)でトップ。帝国データバンクによると「広告関連業者の倒産は増加基調が続いており、今年9月までの倒産件数は、2001年以降過去最悪のペースで推移している」という。エキサイトニュース

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