CD=Hoboes' Favorites Collection vol.13       UPPON & the Kamakura Deluxe

Listening Library "Hoboes' Favorites Collection"
〜Original Mini Album series

vol.13  UPPON & the Kamakura Deluxe
"a Globetrotter"


・・・・・・・・・TR-hfc013   1,000円(税込

UPPON & the Kamakura Deluxe『a Globetrotter』ウッポンの30分で世界一周!

1.Eat Shit Blues くそ喰らえブルース [Jazzyjack Junkman / USA] > 5:00 試聴音源

UPPON、最初の目的地は、アメリカン・ルーツ・ミュージックのサンクチュアリ、ノースカロライナ州ピードモント台地。 Piedmont 「山脈の足」 の名の通り、 大西洋岸平野とアパラチア山脈の間に位置するこの丘陵には、19 世紀頃南部からアフリカ系アメリカ人たちが移り住み、都市部に住む白人層のさまざまな音楽スタイルの影響を取り込んだ、比較的洗練されたディープすぎないブルースを生み出していった。 ピードモント・ブルースの特徴は跳躍するベースラインとフィンガーピッキングによって奏でられるラグタイムにも似たギターの演奏スタイルだ。 Sit(座る)からゆっくり始まるブルースの言葉遊びは、速いピードモント・ブルースへ連なり、Shit(クソ)を使った汚い言葉の羅列へと突き進む。

2.Rumors うわさ [Captain Zingy / Jamaica] > 5:46 試聴音源

17世紀に起きた大地震により、当時の首都が壊滅し、その避難場所として創設されたキングストンは、 今やジャマイカ随一の大都市である。 1872 年には正式に首都となった。 この街のスラム街、 トレンチタウンでレゲエが生まれたとして、 レゲエの故郷ともいわれる。 アコースティックギターとバリトンギター、キーボードによって奏される緩やかなレゲエのビートにのせて歌われるのは、 今回の東日本大震災後に繰り広げられた二次災害とも評されるさまざまな出来事をテーマにしたもの。 風評や情報操作に惑わされ右往左往する人々に、賢くなって、手遅れになる前に今できる最良のことをやろう、と訴える。 2度の大地震を乗り越えた都市から届けられた痛烈なメッセージ。

3.Ama o Proximo 隣人を愛せよ [Euzinho da Violao / Brazil] > 5:28 試聴音源

カルナヴァルのように大人数で大編成の打楽器を中心とした合奏をともなうサンバに対し、数人で奏でる小編成のサンバをパゴーヂという。 また、比較的おとなしいビートで叙情的な詩をのせて歌われるサンバをサンバ・カンサォンという。 フルート、ポットドラム、ギターと歌という編成によるサンバ・カンサォンもしくはサンバ・ボッサノーヴァのパゴーヂというイメージでレコーディングされたセッション。 サビのAma o Proximo(隣人を愛せよ)、Ajuda, sem ver a quem(たとえ、それが誰であろうと)というのはブラジルの格言。 そして、曲間につぶやかれているのは、ある人の被災者への想い。 「私が自分で部屋を掃除するから、ここへいらっしゃい。 ドアは開いています。 誰もが元気でいられるように」 と語っています。

4.What can I do? 僕に何が出来る? [Jay DEE / UK] > 3:34 試聴音源

グルーヴィな2本のアコースティック・ギターのカッティングとご機嫌なリズムのコンガというシンプルながらパワフルなアンサンブルにのせて、 張りのある歌声で歌われるのは、 みんな揃ってあれこれしているけど、 さて金もコネもない自分には一体何が出来るんだろう? という素直さ謙虚さを持ち合わせるがゆえの悩み。 疾走するビート感と出口のない悩み。 青春時代を思い出す。 ソフィスティケイトされたポップ・ミュージックの王道のようなこの曲もまた、 内容的には大震災後の、 特に若者たちの心の葛藤を描いている。何かしたいけど、 現地に赴く時間はない、 寄付する金もない。 じゃぁ、 何する? という想いを持った人、 案外多かった気がする。 そのこと自体が、 実はこの国にとっては大きな進歩だと思う。

5.Kebab Blues ケバブ・ブルース [Asik Cul Sahva / Turkey] > 4:58 試聴音源

サズ(トルコの国民的弦楽器)片手に、 トゥルキュと呼ばれる伝統旋律や即興で時事からゴシップまでを歌に仕立てる現代の吟遊詩人=Asik(アーシュク)は、 今なおトルコ各地で日常の中に存在している。 現在では昔のように村から村を渡り歩きながら、 いわゆるメディアの役割も担う、 ということはないまでも、 街の喫茶店や食堂などで日常的に活動し親しまれているのだ。 サズは、小型をジュラ、中型をバーラマ、大型をディワンと呼ぶ。 チューニングの数も多岐にわたり、 弾く者によってその音色も役割も様々に変わる。 ここでは、オープンチューニングのギター、 アラブの打楽器・ダルブッカとともに、 小型のジュラによって演奏されている。 ケバブを買う際に使えるトルコ語の会話集ともいえそうな、 旅先でとても役に立ちそうな歌だ。

6.Ongeza Ngupu Twende 元気だして行こう! [Papa Simba / Kenya] > 2:58 試聴音源

アフリカン・ルンバの陽気なビートに乗せてスワヒリ語で歌われるシンプルでわかりやすい曲。 アルペジオを中心にビートを刻むアコースティックギター、なつかしいポップロックを彷彿させるチープなサウンドのキーボード、印象的な響きで彩りを添えるカリンバ、これらがコンガのようなテーパーのついた木製の胴を持つガーナの太鼓・パンロゴとシェイカーのリズムとともに演奏されている。 風が気持ちよかったり、 彼女がかわいかったり、 お腹がいっぱいだったり、 といった日常の一瞬一瞬に感じる当たり前のように思っていたことが、 今、 どれだけ幸せなことに感じられ、 そして生きる力を与えてくれるか…。 それに感謝して、 今日も元気出して行こう!と歌っています。

7.Prathet Nii この国 [Mai / Thailand] > 2:57 試聴音源

タイの人々がみんな大好きで、 お祭りなどがあると必ずステージで演奏されているルークトゥンという音楽。いわばタイ・ポップ演歌のようなものだ。 曲想はさまざまだが、 特に田舎の人たちは、 この手の諧謔味があり、 ノリのいい、 踊れるルークトゥンが大好き。 バンコクでも、 イサーン=タイ東北地方出身者のタクシーの中や食堂などではよく耳にすることがある。 元々、 ケーンという笙のような楽器をはじめとした伝統楽器による合奏で歌われたものだが、 時代とともに電気楽器にとって変わられるようになった。 歌詞には風刺や体制批判などの内容も多いのが特徴だ。 ここでも、 あれもダメ、 これもダメ、 というこの国の行政や役人の頭の堅さを嘆いてみせる。 タイの人たちくらい、 柔らかいといいのに、 ね!

MUSICIANS;

UPPON & the Kamakura Deluxe
UPPON = Vocal, Harp, Guitar
citta = Accoutsic Guitar, Gut Guitar, Chrous
Masao NAKAMOTO
=Cajon, Baritone Guitar, Udo, Conga, Darbuka, Panlogo,
Kalimba, Cowbell, Shaker, Chrous
Kuni KUROSAWA
= Accoutsic Guitar, Keyboard, Flute, Chrous, Saz, Shaker

Recorded at Rootstock Studio, Kamakura
Engineered by Masao NAKAMOTO [Rootstock]    info@rootstock.net
Designed by by Masao NAKAMOTO [Rootstock]    info@rootstock.net


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