CD=Hoboes' Favorites Collection vol.01 the MoonNotes
Listening Library "Hoboes' Favorites Collection"
〜Original Mini Album series
vol.1 the MoonNotes "an adaptation"
・・・・・・・・・TR-hfc001 1000円(税込)
このユニットはアイリッシュ・フルートやルネサンスフルートなどのシンプルシステムフルートとギターのデュオに、時に応じてパーカッションなど他の楽器が加わるスタイルだが、このアルバムは全曲デュオ、しかも重ね無しの一発録音で仕上げられている。笛の息づかい、演奏者相互の探り合い、奏者の美しい旋律へのシンパシー、エネルギッシュでパッショネイトな演奏が目の前でリアルに繰り広げられている臨場感がたまらない。収録曲は、アイルランドの名曲を中心にブルターニュの舞曲やスコティッシュのワルツなどがちりばめられた聴きやすい内容。アレンジはいわゆるケルティックな雰囲気をたたえたものではないけれど、ケルト音楽への導入部としては最適なものといえます。ステレオ・タイプ的なアプローチではない、今日の自由なケルト音楽の、ひとつのスタイルが楽しめるはず。

1. Paddy’s Green Shamrock Shore
[Irish Tune]> 4:43
アイルランド人の心の歌ともいえる有名な、そして郷愁に満ちたメロディ。故郷を離れて見返す、あるいは思い返すシャムロックの群生する緑の海岸。それはアイルランドの人々にとっての心の風景であって、どこか懐かしさを呼び覚ます景色なのでしょう。あえて、2コードで波の寄せ返す様を描き、奔放に歌う笛を際立たせています。
2. Farewell to Glasgow [Irish&Scottish Tune]>1:56
「彼女にカブトムシをなげつけろ!」という過激なタイトルの早い9拍子の舞曲スリップジグに続いて、3拍子のワルツを演奏しています。本来ゆったり奏されるワルツですが、ここではテンポよく、哀愁のこもったメロディがアイリッシュフルートで歌い上げられています。曲は最後に、初めのフレーズに戻って余韻を残しつつ終わります。
3. Eleanor Plunkett [Turlough O'Carolan]>3:13
アイルランドの国民的作曲家、最後の吟遊詩人と称されるオキャロランの代表作。仕えていた女主人に向け作られたこの曲は、大陸ではちょうどバロック期にあたる時期の作品ですが、その影響は微塵もありません。西洋音楽的には不完全な終止の形を持ち、前半が6小節、後半10小節という半端な構成ながら不思議な魅力をたたえる名曲。
4. Breton Dance [Breton Tune]> 4:25
作者・曲名ともに不詳の、静謐で美しいブルターニュ地方に伝わる聖なる旋律に続いて、同じく名もなき4拍子の舞曲が演奏されています。フォークロックにも通ずるゴツゴツしたテクスチュアのギター・カッティングにルネサンス・フルートの甘く柔らかい音色が絡み合い、寒風吹きすさぶ大地の熱い音絵巻を印象的に綴り上げています。
5. The Right of Man [Irish Tune]>3:26
「人間の権利」と題されたアイリッシュ・ダンス・チューンは、19世紀初頭に流行ったホーンパイプというバウンスする4拍子の曲。レゲエ調のギターバッキングに乗せて、かすれたアイリッシュフルートの哀愁ある旋律が、時に激しく時に艶っぽく、紡がれて行きます。印象的なその旋律は一度聴くと、耳に残って、つい口ずさんでしまうほどです。
6. The Water is Wide [Irish Tune]>4:54
この曲もアイルランドの人々の心の歌。世界中に広がり、日本でもCM音楽に使われるなど今ではすっかりポピュラーになった曲です。欧米でも、多くの有名ミュージシャンがカバーしています。そのロマンティックな歌詞も素敵です。DADGADギターのアルペジオに乗せた訥々とした歌い口と素朴な笛の音が安らぎをもたらす演奏。
MUSICIANS;
The MoonNotes
Masao NAKAMOTO=Guitar, Baritone Guitar, Pot Drum
Kuni KUROSAWA=Irish Flute, Renaissance Flute, Tin Whistle, Guitar, Vocal
Recorded at Rootstock Studio, Kamakura
Engineered by Masao NAKAMOTO [Rootstock] info@rootstock.net
Designed by Jay DEE [Estudio Euphonia]

