新しい支援先。

私たちワンダーキッチン・プロジェクトでは、以前の記事でも取り上げた通り、大町のチャリティショップ・trovesを中心に、系列各店舗の店頭に設置されている募金箱、スタッフ手づくりの品を店頭にて販売し、その売り上げを寄付に供する試み=WK spirit、商品価格に寄付金額をプラスして表記し、お客様の同意を得て、寄付込みの金額で販売させていただく取り組み=WK spirit+、各イベントや企画商品の売り上げから一定額を寄付に回す仕組み=WK wishes、など小売店鋪からケータリング、音楽レーベルまでを取り込んだプロジェクトならではの、豊富でアイデアに満ちた方法論を駆使して寄付金を集め、それを都度、自分たちのモノサシにあった活動に寄付させていただく、という形態で、チャリティ・アクションを行っています。それは、誰のためでもなく、自分たち自身のために販売という行為を社会貢献に反映させる、という取り組みと人々の消費行動によって得た利益を違和感なく、必要とするところに還元する、という取り組みを、企業的商業活動と並立させることを意味しています。
ただし、ここには、成功か失敗か、という結論を導くことは必要とされていません。ただ、粛々と、淡々と、それを行う、ということにこそ、唯一の意味、意義が存在するのだと考えています。それを当たり前のことと捉え、継続していくことが肝要なのです。
これらの活動のうち、大きな部分を占める店頭募金およびWK spirit、WK spirit+、WK wishesなどの寄付金集めは、昨年の東日本大震災の発生を受けて、既報の通り、被災地支援に向けて行われて来ました。発生直後は緊急性を要する活動をいち早く実行に移したCivic Forceに、その後、夏には鎮魂と被災地復興の力となることを目指して行われた被災地における花火大会=Light Up Nipponに、そしてそれ以降は、つい先日まで12回にわたり、Amazon.co.jpが行っている「たすけあおうNippon ほしいものリスト」の中から、毎回集計した寄付金に見合う物を実際に購入し被災地に直送する、という取り組みを行ってまいりました。しかしながら、このリストへ記載されているものも、受け取る側の考えも、当然ながら発生後しばらくの間あった切迫したものでなくなっているのも、また事実です。したがって、私たちの中では、この取り組みに参加することは、いったん区切りとして、また別の支援先を考え、探して行こう、との思いで一致しておりました。
そんな中、こうした私たちの、あまり大きくアナウンスすることのない取り組みを具にチェックしてくださり、また直近の取り組みとして、等身大の寄付金を必要としていらっしゃる地元の団体の方が、jentecoの店頭を訪ねてくださいました。たまたま、その場に当プロジェクトの責任者がおり、お話を直接うかがう機会が持てたこともあって、今後しばらくの間は、こちらへの支援活動を行おうということになりました。
震災時の原発事故の発生を受けて、放射能汚染などのため、時間や場所の制約を受けながら日常生活を送っていらっしゃる福島の子どもたちのうち、希望者を募り、鎌倉に合宿に招いて、思う存分羽を伸ばしてもらおう、という企画です。題して『かまくらあそび合宿』。ネーミングも何だかワクワクします。あそび合宿、したいですねぇー。まぁ、大人はダメ!ですけどね。夏休みには、大規模に実施することをお考えのようですが、まずは実験的に、このゴールデンウィーク中に小規模に、10名ほどで実施したい、との意向をお持ちです。受け入れ側の総予算は30〜40万円。宿泊先の確保や自前のプール金など、まったく他人まかせで考えておられないところも、素晴らしいと思いました。


ということで、各店店頭にはもっと見やすくこのポスターが貼られているはずです。そして、さっそく募金箱はじめ様々な方法での寄付金集めがスタートしています。詳細は、以下のウエブサイトでチェックしてみてください。
「かまくらあそび合宿」~ふくしま子ども達プロジェクト~
http://5nenngo10nenngo.web.fc2.com/
そして、もし、この取り組みにご賛同いただけるお客様がいらしたなら、私たちとしてもうれしい限りです。どうぞ、系列店の店頭にて、何らかの方法にてご協力いただければ幸いです。
今後とも、よろしくお付き合いのほど、お願い申し上げます。
黒澤邦彦 ワンダーキッチン・プロジェクト 統括プロデューサー
